Profile

中島恵雄 / eyu nakajima
2002年〜2008年まで大阪枚方のSEWING GALLERYの代表となり、2007年にはリトルプレス「BOOKLORE」をはじめる。
http://booklorebooks.net

中島恵雄

今日の出版屋

「これで2回目の原稿が間が空くと間が抜けてしまうので間を置かずにすぐに2回目も書くこと。いいですね。待ってますよ。」と、村椿さんから一度目の原稿を送ったら、こんなメールが返ってきました。メールに書かれた他の文面は優しい言葉だったのに、この部分だけ「はっ!上から目線!」とつぶやいてしまいました。僕はだいたいそうなんです。

 以前sewing galleryのDMを作った時の話です。僕は出版屋ですが、たまにデザインの仕事を頂ける事がありまして、展覧会のDMやホームページなども作っています。ちなみにこのマーガレットプレスのホームページも作らせてもらいました。宣伝はそこらへんにしておきまして話を戻しますと、元々sewing galleryの代表をしていましたので、今でもsewing galleryの企画展のDMなどは作らせてもらうことが多いのですが、現ギャラリー代表の中西さんから、ある展覧会DMの制作依頼を頂きまして、中西さんからもらった原稿の漢字間違いやら、言い回しをこちらで添削したのです。そして、その旨を伝えるメールを送って返ってきた文章に「いろいろできるようになったね〜」と書いてあり、「はっ!上から目線!」とつぶやくわけです。僕は結構細かい人間です。そんな事をいちいち覚えている、小さい人間です。別に怒っているわけではありません。永遠の弟キャラなんだろうなと、つくづく思います。実際に三男なのです。

 さて、デザインの話が出てきましたので、そこを広げて今日は書いてみます。ブックロアにはデザイン担当がおりまして、それが大阪玉造にあるバイエルというお店の店主、梅田唯史さんです。梅田さんは元々sewing galleryのスタッフとしてギャラリーを作り、そして運営していた一人です。本人は謙遜をされますが、ハッキリ言って彼抜きでは、ブックロアもsewing galleryも存在しなかったと思うほどの、キーマンです。今自分がしているデザインの仕事など、全て梅田さんから学んでいます。そんな彼に全ての本のデザインをお願いしています。梅田さんは他に沢山仕事を抱えているにも関わらず、こんなただ横から口をだけ出している僕に付き合ってくれています。でも、一冊作る毎に良いものが出来ていると勝手に思っていますし、毎回デザインが出来上がった時は、「これは売れる」とか「これは良い本になったんちゃう〜」って二人共ついつい口に出てしまいます。そろそろ、次の本のデザイン作業に入るので、梅田さんとまた、こんな言葉をつぶやくのだろうなと楽しみにしています。


2010.01.25 09:12

今日の出版屋

 さて、やっとマーガレットプレスに原稿を書かせて頂こうと思います。「やっと」というのは村椿さんにマーガレットプレスに参加しませんか? とお誘いを受けて、勢いで「はい!」と受けたものの、はてさて何ヶ月になるでしょうかというくらい口だけ男を貫いていたからです。村椿さんと何かやり取りがある度に、原稿を突かれていたのですが、なかなか書かずにおりまして、ある時「ホームページが新しくなってから書きます」と苦し紛れについつい言ってしまったため、こうやって書いているのです。昔は筆マメとごくごく一部の方からは思われていたのですが、最近ではマメとつくものは僕の回りには山歩きで出来る足の裏のマメくらいなものです。
 マーガレットプレスでは「今日の~」という題を考えなくてはいけなくて、村椿さんからは「今日のBOOKLOREにして、出版の事について書いてください」と連絡を受けていたので、ここでは出版の事を少し書いていこうと思ってはいるのですが、僕は出版業界の人ではありません。編集者だったわけでもありません。何なのか自分でもよくわかりません。一般的な出版の話は出来ませんので自由に書いていくと思います。今更ですがBOOKLOREというのは僕がしていますリトルプレスの名前です。巷では小規模で本を出版しているところをリトルプレスと呼びます。僕も最近ではわかりやすいので「リトルプレスのBOOKLOREです」と名乗る事が多くなりましたが、内心そんな横文字は恥ずかしいので使いたくはないのです。かと言いまして「出版社」と名乗るほど大きなものではないので、何か良いのはないかと考えていて思いついたのが「出版屋」です。八百屋みたいで良いですよね。
 そういうわけで「今日の出版屋」が今日から始まりました。よろしくお願いします!
2010.01.20 17:31