村椿菜文 naya muratsubaki

1973年生まれ。神奈川県在住。3児の母。著書に『神様は7日目に休んだ』(ウィンドチャイムブックス)、『内藤三重子さんのこと』(アノニマ・スタジオ)。湘南を中心に朗読会を行っている。

5/8 毎年のにおい

この季節になると強い臭いを発する木か花があって、未だに何の臭いかはわからない。クサイというほどではないのかもしれないけれど、青臭いような丸みのある臭いがむわんと鼻をつく。ちょうど5月のこの時期にやってくる臭いだからだろう。新学期がはじまって五月病の頃に嗅いでいた記憶が積み重なって、この臭いがしてくると一瞬で不安感と緊張感がこみ上げる。昨日も近所の山を歩いていて嗅いじゃった。そうしたら一緒に歩いていた楓が「なにこれー。クサイ!」と鼻をつまんで遠慮なく盛大に言うのでなんだか明るい気持ちになって、毎年恒例の不安感、緊張感が吹き飛んでしまった。
2012.05.08 08:00

5/7

連休の後半は近所でのんびりと過ごした。のんびりといっても晴れれば車が混んだりするので、なんとなく落ち着かない気持ちにはなる。徳島に遊びに行って1週間過ごしたとき、車の移動にまったくストレスがなくて、それだけでこんなに気持ちが自由になるものなんだと、逆に普段の車生活のストレスから来る圧迫感が実感できてしまった。渋滞も駐車場の心配もないと、行きたいと思った場所にすぐに行ける。あれはよかったなあ。地元の人に田植えに誘われて「ここに行ったらええから」と場所を説明されて「そこは車を停める場所はあるんですか?」と聞いたらきょとんとされたもの。

ヒナもナツも大工も出かけ、久しぶりに楓とふたりきりの静かな朝。今日は朝刊が休みなのでつまらない。新聞ってそれほど真面目に読むわけじゃないけど新聞の来ない朝はやっぱり手持ち無沙汰だ。

2012.05.07 09:01

本日HAND & SOULは臨時休業します。

せっかく好いお天気になったのに残念ですが。
今朝からちょっと貧血気味です。

皆様どうぞ好い休日を!
2012.05.04 08:48

5/2 若葉の季節

昨日。図書館に行こうと思って家を出たら休みだった。火曜日が休館なのは知っていたけれど、昨日はわりと1日じゅう水曜日だと思って暮らしていた。ゴールデンウィーク中は曜日の感覚がなくなる。図書館がやっていなくて、でもそのまま帰るのはもったいないような気持ちの好い天気だったので近くの神社の境内で楓と遊んで帰ってきた。イチョウやケヤキの大木がいっせいに若葉を茂らせていて、目に映る何もかもがきれいでぜんぶ留めておきたいと思ってひたすらよく見た。


2012.05.02 07:39

5/1 子ども達を学校に送り出して静かになった家のなかで、まだ昨日までの余韻が残っているのを感じる

この3日間なにをしていたかというと。

28日の茅ヶ崎ブランディンでのライブは大盛況。楽しいライブだった。誘ってくれたキッチンシスターズのマダムに感謝。象の音楽は完全にキッチンシスターズに乗っかってやらせてもらった形。有り難かった。イシカワさんは小さいキーボードじゃなくてピアノになると、使える音の幅が違うので当然といえば当然だけど、出てくる音がぜんぜん違う。イシカワさんがわたしの声を聞いて音を出して、その音を聞いてまたわたしも声を出す。そのやり取りが楽しいから、この人とだったらなんだってできる、どこへだって行ける、と思う。そのことが嬉しい。関西から仲間がやってきて、ノブさんがマンドリン、とこやんがダモちゃんのギターを借りて最後の曲をみんなで演奏。開場の熱気で酸欠になりそうでしたよ。

そのあとノブさん御一行には我が家に泊まっていただく。いただく、なんてかっこつけたところで何せ「屋根と壁はあるよ」っていう程度の家で個室もない。合宿状態。それでも喜んで泊まってくれるのが嬉しい。

29日の朝、朝ご飯を食べ終わったところで庭でとこやんに髪を切ってもらう。ほんとうはなっくんの髪を切ってもらうはずだったのに、ぜんぜん起きてこない。前日ノブさん達がやってきたのが嬉しくて大人に付き合って1時過ぎまで興奮して起きていたので無理もないとそのまま寝かせておいて、代わりにちゃっかりわたしが。とこやんとは会ってまだ2回目なのにちゃんとわたしの全体のイメージをつかんでくれて「オレの技術を見ろ」じゃなくて、その人によりそって切ってくれる。髪を切ってもらったあと、自分は自由なんだって実感した。自由でいていいんだなー、と新しい自分の髪型を見て思ったんだ。まあ、とこやんのことをあまり褒めるのは癪なのでこのくらいにしておく。なっくんの髪型に関しては「そのままでええ。なっくんの個性を貫け!」と、結局切らないことになった。
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そんなわけで今朝のなっくん。ワイルドライフやで。

29日、髪を切ってもらったあとみんなで永井さんのお墓参り。永井さん、みんなで来たで。でもわざわざお墓なんか行かなくてもいっつもどっかで見てるんやろ。「わたしの〜お墓の前で〜、泣かないでください〜」っちゅうやつやな。だけどまた行くで。別に泣かへんけどな。永井さんのお墓気持ち好いからな。

そんで夜はノブさんの「うどん夜話」。まいまいとぶんちゃんがこの日のために作った本をみんなに配ってノブさんのお話を聞きながらうどんを食べる。本は素晴らしい出来で、さすがまいまい、きれいやな〜、と思ったけど、中身のぶんちゃんの字組みもきれいで、まいまいもさすがやけどぶんちゃんもさすがやな、と思って見てました。字組みって深いよ。ぶんちゃんは文芸が好きで文章を大切にしてくれる。わたしはぶんちゃんの字組みが好き。ぶんちゃんが組んでくれるなら大丈夫、と安心して書ける。

うどんはね、もう本当においしいんですよ。言うことないんです。お話もおもしろくて、なっくんが翌朝「昨日のノブさんの話、おもしろかったね」としみじみ言っていた。

うどんのあと廣瀬さんの珈琲。珈琲が苦手だけど甘いミルク珈琲は飲んでみたいと言う大工のために廣瀬さんが淹れてくれたのを飲んだ大工は「すごい。今年は珈琲元年になるかも」と感動していた。28日のライブでもブランディンで珈琲を出してくれた廣瀬さん。来てくれた友達が「廣瀬さんの珈琲、今までで一番おいしい!」と嬉しそうな顔で言っていた。とこやん、廣瀬さん、ぶんちゃん、そしてわたし、4月生まれのみんなの誕生日もまとめて祝って、最後の方はお腹がいっぱいになって眠くなってあまり意識がなかった。

昨日はうちでみんなにお昼ごはんを食べてもらって関西の一行を見送った。「よかったらうちで食べてください」と言い出したわりにたいした食材もなく、粗末なお昼ごはんでみんなを送り出してしまった。こういうときにちゃちゃっとやれると女の株も上がるんやろな。まだまだ遠い道のりやな。

ノブさんもねーやんも、ほんまにわたしのこと好きでいてくれるんです。なんで?って思うくらい。でも「なんで?」とか思うことない、好きなもんは好きなんやから、ということを教えてくれたのは関西の仲間。「こんなにたくさん好くしてもらっても何もお返しできることがないから困る」とおっかなびっくり人付き合いしてたのを「したいからする、できることをする、ただ楽しいから」というふうに気持ちをオープンにさせてくれたのも関西の仲間。ありがとう。たくさん人が来てくれて、家も喜んどったで。まあまたすぐに会うんやけどな。最近会う回数が増えてきてますます遠慮がなくなって失言暴言満載やけど、これからもこのまんまで行くで。



2012.05.01 07:15

4/28 今日はライブです

今日は夜からライブ。関西からノブさんがマンドリン持ってきてくれて、1曲一緒にやります。「月と珈琲」。永井さんが書いた「ねえ廣瀬くん」ではじまる詩。冬の詩なんだけど、冬にあんまり読んだことがないのは、やっぱり冬は寒くて動きが鈍いからライブとかやってないってことなんだなあ。春とか初夏に読んでる気がします。

大工がお風呂のスノコを仕事のついでに作ってきてくれた。好い匂いがするのでなんという木か聞いたら「サイプレス」という木だそうです。サイプレスって確かアロマオイルにもあったはず。すごーく気持ちが好くて安心な香りなんだー。嬉しい。

「象の音楽」ライブやります
4月28日 茅ヶ崎BRANDIN 19:00スタート fee 1500円(軽食付き)
キッチンシスターズも一緒です。
HIROSE SWAN COFFEEの珈琲もありますよ。
ご予約はブランディンまで。brandin@beige.ocn.ne.jp
2012.04.28 08:25

4/27 今日はブックストアです

今日はHAND & SOULでブックストア。雨だし、お店に続く道は工事らしいのでいつにも増してひっそりした店番になりそう。本をたくさん読もう。

昨日、incognitoの新譜が出ていることをアマゾンからのお知らせのメールで知った。あまり熱心に掘り下げて聴くことはないけれど、音楽は大好き。incognitoはハタチくらいの頃からずっと聴いていて、途中ほっぽらかしている時期があっても(なんでも熱心に、ということがないので)あの頃からずっと聴いているのはincognitoと矢野顕子ぐらい(残ったふたつに関連性がまったくないのも、系統立てて熱心に掘り下げて聴くということをしない証拠ですね)。

incognitoは去年の震災のとき、海外アーティストの公演キャンセルが続くなか、確かブルーノートでライブをしたんだったと思う。ライブには行っていないけれど、来日中に出演したラジオ番組のインタビューで「誰が反対しても絶対に日本に行こうと思った。今だからこそ」と話していて、ラジオを聴きながら涙した。そういうことって忘れないね。何があってもincognitoのファンでいよう、と今でも思っている。本とCDを買っていい金額が1ヶ月にいくらと決まっていて、今月はもう枠がいっぱいなので来月になったら買おう。恩を感じているわりにセコい話だけど。


2012.04.27 07:22

4/26 たまにはスカート

壊れたと思ったキーボードはケーブルのジャックを抜き差ししてみたら直った。朝わたしがやっても直らなかったけどヒナが学校から帰ってきてやったら直った。「もうそれはやってみたけどダメだったんだよ」と言ったのにヒナがやったら直ったので癪だったけれど、まあよかった。

いつも当たり前に履いているジーンズが、昨日の朝はぜんぜん履きたくなかったのでめずらしくスカートを履いた。薄い生地の長いスカートで、歩くと裾がふわんふわん揺れる。スカートの裾を揺らして歩くのにちょうどいい風が吹いていて、右の膝と左の膝が軽くて自由だった。楓はお母さんがスカートを履いていると嬉しいみたいだ。「そのスカート、楓が大きくなるまでとっといてね」とニコニコだった。


2012.04.26 08:32

4/25

パソコンのキーボードが壊れた! こんなことばっかりだな最近。
長い文章を打つのが手間なので手短に。

昨日、ツバメがあちこちで飛び交っているのに気がつきました。もう初夏っていってもいいのかもしれません。



2012.04.25 07:13

4/24 旦那さんが大工さんだと

台所の水道の蛇口が壊れてもう半月以上たつ。蛇口が壊れたせいで水がまったく出せないようならすぐに直すほかないけれど、不便ではあるけれど水はなんとか出せるので、まだ直していない。大工と付き合いのある水道屋さんに別の件で来てもらったときに台所の蛇口のことも言ったら「水を出すのにちょっとくらい不便な方が無駄遣いしなくてすむじゃない」と、あまり相手にされなかった。そのうち子ども達も慣れてきて水を出すのが上手くなってきた。けっこう力がいるんだけど。まさかずっとこのままなのか、と大工に「あの、台所の蛇口は......」と聞くと、「うーん、安いもので探すとなるとこれなら付けてもいいなと思えるものはひとつもなくて、でも納得いくものを付けようとすると高くて、なんとかどっかから調達できないかと思ってるんだけど」と早口で一気に言ってから「ごめん、オレってほんとめんどくさいよね」と反省していた。そうなんです。何をするにも簡単にパパッとやっちゃうということがないので、我が家の場合、「旦那さんが大工さんだといいわねえ」と言われるようなことは実際にはそんなにありません。でもいちいち立ち止まって考えるめんどくさいところがうちの大工さんの持ち味なので、その考える道筋も過程もそばで見ていておもしろいので、そのままでいいと思います。


2012.04.24 06:55