『marguerite marguerite marguerite』永井宏 WINDCHIME BOOKS
はじめて永井さんに会ったとき、今からもう17年も前のことなんだけど、
マーガレットモチーフのかわいらしい作品をつくっていらっしゃった。
年上の大人の男性が「マーガレット」かあー。なんてね、意外だったんです。
あたしは花やの仕事を始めてたんですけど、大人の男性が好むのは、ばばんと
ゴージャスなバラとか百合とかランとか、どうだあー!豪華だろおーみたいな、
←ちょっと偏り過ぎかな?そういうものがいいって言う人をたくさん見てきてて。
そんでもって、かすみ草をプラス、みたいなね←笑
なぜにそこまでしておいて、かすませちゃうかって?ね、わかんないなあーと。
だから、永井さんから「マーガレット」って言葉を聞いた時、新鮮でした。
マーガレットはとっても茎が華奢で、葉はたくさんの水分を含んでしっとりしてて、
つぼみはきゅっとくるみボタンみたいに固くってね。
水持ちがあまりよくないから下処理に気を使う花ではあります。
派手さはないけど春の風に揺れながら。
さりげないけど、強い花。
で、この本のタイトル、マーガレット三唱。まるでなにかの呪文みたいな、
言葉にしたら、これまたふっと背中ちょこっと押されるような。
花びらプロペラに空を飛ぶのはなにも伯父さんばかりじゃないよな、と。
毎年春がやってくると、永井さんのこと思いながら、マーガレットの水揚げ作業を
やってます。って、なんだかラヴレターみたいになっちゃった?!
いつもいろんなことを教えてくれて、ありがとう!永井さん!!
岩﨑有加